貯金術

サラリーマンが考える貯金とは?貯蓄との違いはなに?

どうもどうも、えいたそです。
サラリーマンが貯金をしよう!と思い立っても、いざ始めてみるとなかなかお金って貯まらないものなんですよね。

経験上、貯金って簡単な言葉ですが、実践するとなると意識・計画・行動が必要になる難易度の高いことだと思うわけです。

一方で貯金と似た言葉に「貯蓄」という言葉がありますが、貯金と貯蓄って実は違う意味の言葉なんです。お金を貯めていきたいと思う人にとって実はどちらの言葉を意識するかで行動が変わってくるのですごく重要なんです。

というわけで、まずは行動を起こす前に「貯金」や「貯蓄」について理解を深めたいと思います。

目次

貯金とは?貯蓄との違いは?

「貯金」と「貯蓄」の違いは?と聞いて、「どちらもお金を貯めることでしょ?」とと思うかもしれませんが、実は違うんです。

貯金とは、現金を貯めることを指しており、貯金箱や銀行に預けているお金も貯金です。

金融機関でお金を貯める場合、正確には、ゆうちょ銀行やJA銀行は「貯金」という言葉を使うようですが、それ以外の銀行・信用金庫・労働金庫などは「預金」という言葉を使います

一方で、「貯蓄」というと現金だけでなく、投資している株式や不動産、保険や個人年金(iDeCoなど)なども含めた金融資産全般を指す言葉です。

そして、我々サラリーマンの場合、多くは「将来に備えて資産を増やしたい」という目的で「貯金したい」はずなので、現金に限らず様々な手段で資産を増やす意味を持つ「貯蓄」を意識した方が良いでしょう。

とはいえ、言葉の定義の違いですので、このサイトでは「貯金=貯蓄」という意味合いで話を進めていきます。

3割の人は資産がない!貯畜はカンタンにはできない!

では、いざ「貯金したい」と思っても、実は簡単にできるものではありません。

ちなみに、読者の皆さんは貯金できていますか?
とある雑誌には、「貯金はダイエットと同じくらい難しい」って書いてありましたので、自信をもって「お金ならあるよ!」と言える人は少ないのではないでしょうか。

実際に、「金融広報中央委員会」という機関が全国8,000世帯を対象に調査した家計調査(有効回答数は3,700人)によると、年代により若干異なるものの、貯蓄がない世帯って31%いるんです。

全国の貯蓄の平均値は約1,150万円
中央値は380万円
貯蓄がない世帯は全体の31%(うち口座に残高がない世帯は14%)
金融資産の内訳は54%が「預貯金」
貯蓄の目的は69%が「老後の生活資金」と回答

出典:「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2017年)

この結果から、多くの人が将来(老後)のために貯蓄をしていること、しかしながら約3割は貯蓄ができておらず、14%の人に至っては口座にお金がないという状態であることがわかります。

中央値の380万円とは、母数全体のちょうど真ん中にくる人の値。つまり、5人いたら下から3番目の人の値。
Aさん:貯蓄0円
Bさん:貯蓄200万円
Cさん:貯蓄1,000万円
の場合、平均値は400万円だが、中央値はBさんの200万円になる。

つまり、それなりにお金を貯めることができている人もいるが、3割という少なくない数の人がお金や資産を貯めることができていない、大半の人が400万円弱という将来に備えるには十分でない貯蓄しか持っていないというわけですね。

僕自身「貯金しよう」と思って銀行口座にちょこちょこお金を入れていたのですが、急な出費を言い訳に引き出してしまったり、きちんと管理できていなかったので口座に一定額の金額が貯まるようになるまでかなり時間がかかりました。

僕の場合、性格的にも収入的にも自然にお金を貯めることができなかったので、強く意識してお金を管理しないと貯金ができなかったんですね。

何が言いたいかというと、貯金や貯蓄って単純な言葉ですが、貯め方を学んだことがあるわけでもなく、マニュアルがあるわけでもないので貯金を実践するのは実際すごく難しいことなんですね。

貯金や貯蓄の意義は?貯金ってどういうこと?

貯金や貯蓄の意味について紹介しましたが、ここでは「貯金」の真の定義について紹介したいと思います。

「何のことやねん」と思うかもしれませんが、僕は貯金をすることで単にお金を貯めるだけではなく、様々な意味を見つけることができたので、貯金の意義について一つずつ紹介させてください。

①必要な時のためにお金を貯めること

まず、貯金の意義の一つ目は、必要な時のためにお金を貯めておくことです。

そして、漠然と「お金を貯める」のではなく、自分のライフプランを見越して必要なお金を貯めることが大切です。

なぜなら、下記のようなライフイベントが起きると、それなりの金額のお金が必要になります。

  • 結婚(挙式・ハネムーン):300万円
  • 引越し(家具・家電購入含め):100万円
  • 車の購入:300万円
  • 妊娠〜出産(通院・準備含め):20〜40万円
  • 住宅購入(初期費用):300万円
  • 教育費(幼稚園):30~50万円/年

これらは僕の経験なので人により多少の差額はあるでしょう。

ただ、これ以外にも子供の塾や高校・大学の学費、将来的には親の介護など、人生様々なシーンで数十万から数百万のお金が必要になります。

「お金が貯まってればいくらでもいいじゃん」と思うかもしれませんが、結婚をいつするか、家をいつ買うか、というライフプランとセットで考えないと、いざそのイベントが起きた時にお金が足りない!ということになりかねないので、「自分のライフプラン」とセットで考えることが大事なんです。

20代の場合は将来のこととかイメージがわかなかったり、パートナーがいなければ結婚でいくらかかるかなんて考えもしないかもしれませんが、人生これだけお金がかかる可能性があることは事実ですし、病気や事故など、いつお金が必要になるかわからないものですから、漠然と貯めるのではなくいつまでにいくら、と時期とセットで考えることが重要です!

貯金の意義・目的として、「必要な時のためにお金を貯めておく」というのは、ライフイベントごとにこれくらいかかる、という金額と合わせて考えなければならないということを念頭に置いていただきたいと思います。

②収入と支出を見直すこと

貯金の意義の二つ目は、収入と支出を見直すことです。

本サイト内で貯金のしかたについていろいろと紹介していますが、僕が貯金に取り組む中で気付いたのが、貯金は自分の収入と支出を把握しないとできないということだったんですね。

特に支出の部分は厄介です。

何に、いくら使ったかを把握する癖がつかないと、どこに問題があるかがわからないので、一向にお金を貯めることはできません。

そして、いざ支出先がわかっても、見直すことができなければお金を貯金するためのお金を捻出することができません。

なので、「貯金をする」即ち、「収入と支出を見直すこと」でもあるんです。

③夢をかなえる

三つ目、それは夢をかなえることです!

「何こいつ、クサッ( ゚Д゚)」と思われたかもしれませんが、大真面目です!

貯金はコツをつかんだり、慣れればスムーズなんでしょうけど、これまで貯金ができなかった人にとっては結構しんどいものです。

自分の性格に向き合ったり、貯めるために何かを我慢したり・・・。

そんなしんどい貯金と戦うためには、強靭な貯金魂を持たなければならないわけです。

貯金魂とは

本サイトのサイト名。管理人の造語であり、意味は「貯金をする原動力となる意識・精神」のこと。

無駄に「貯金魂」について注釈をいれましたが、貯金を頑張るにはそのための原動力となるモノがないと乗り切れないよね、という話です。

例えば、車を買いたい、100万貯めたい、旅行に行きたい、という目的であったり、起業したい、結婚したい、家族と幸せに過ごしたいといった目標といったものです。

そしてこれって、人生の目標、つまりは「夢」といってもいいんじゃないかと思うんです。

せっかく貯金をするのであれば、原動力となるかなえたい”何か”を持って頑張りたいものです。

実際貯金を始めてみると、お金に不安を持っていた時より前向きになれたり、貯金以外にも頑張りたいと思えるものが見つかったりするものです!

貯金はお金というリアルなものと向き合うことであり、その中で必ず自分の将来設計を考えるステップがあります。

貯金をすることは、必然的に「自分の人生=夢や目標」を追うことになりますので、ガチでチャレンジすべきものだと思っています。

貯金って奥が深い!

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・貯金とは必要な時のためにお金を貯めること
・収入と支出を見直すこと
・夢をかなえること

なぜわざわざ「貯金」という言葉についてこれだけ深く考えてみたのかというと、貯金って「お金を貯める」というシンプルな言葉以上に深い、「学問のように学ばなければ実践できないもの」ってくらい奥が深いものだと思ったからです。

僕自身、貯金を始めていろいろな発見がありましたし、仕事以外にも頑張ろうと思えるものが見つかりました。

今は500万くらい貯金が貯まっていますが、それでもお金はいくらあっても困るものではなく、「いくら貯めれば終わり」というものでもないですが、この貯金とやらを追求するのは人生においてかなり大事なことだなと思わけです。