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何が良いの?ダイヤモンドの選び方

目次

貯金魂的ダイヤモンドの選び方

いざエンゲージリングを買おう!といっても、サラリーマン男性にとってエンゲージリング選びは初めての経験ですから、何をどう選べばよいか見当もつきません。実際、管理人も初めて婚約指輪を探しに行って戸惑った経験があります。
婚約指輪選びで価格にも影響する重要な要素は、ズバリダイヤモンドです。このリングにはまるダイヤモンドがどんな物になるかにより予算が大きく変わりますので、ここでは管理人が経験したことを踏まえ、初めて婚約指輪を選ぶ男性のためにダイヤモンドの選び方を指導いたしましょう。

ダイヤモンドとは

まず、ダイヤモンドは炭素からできていて、鉛筆の芯と同じものでできています。
「んなこたどうでもいい」と言われそうですが、片や鉛筆という超低価格で買えるもので、一方は数十万から数百万で取引される超貴重なものです。それに大枚はたいて購入する婚約指輪ですから、なぜ貴重なのかの周辺知識は多少知っておいても損はないでしょう。
ダイヤモンドが貴重な理由はダイヤが生まれる環境にあります。地中奥深くの超高圧・高温という環境でないと生成されることがないため、生産地が限られ、生産量も少ないのです。なんとダイヤモンドは2004年時点での総生産量は31トン程度しかなく、日本最大手の鉄鋼メーカーの新日本製鉄が鉄を年に4800万トン生産していることを考えるととても貴重だということがわかります。
とにかく貴重なダイヤモンドですが、なぜそんな高価なのかというと、ダイヤモンドが放つ輝きが宝石としてとても魅力的だからです。カットにより変わりますが、受けた光を石の中で反射することで様々な色の光に輝くダイヤモンドは、「高価」ということもあり多くの女性が憧れる宝石となっています。

質を決める4C

そんな美しいダイヤモンド、女性が憧れる宝石であり「永遠の絆・純潔」という石言葉(花言葉のようなもの)からも、婚約指輪にふさわしい宝石として一般的になっています。
何を持って良し悪しが決められるのかというと、聞いたことがあるかもしれませんが「4C」という指標で評価されます。ただ、品質が劣るといっても「肉眼で見てわかるか分からないか」レベルの話で、婚約指輪を販売しているお店では一定基準の品質は担保してくれています。
正直プロにしか分からない基準ですが、この4Cの評価が1段階変わるだけで婚約指輪の金額は1万円ほど変わると言われています。以下に4Cの詳細を記載します。

カット(cut)

ダイヤモンドの研磨された後の形・プロポーションを5段階で評価する。均整であればあるほど評価が高い。
EXCELLENT(EX):最高
VERY GOOD(VG):とても良い
GOOD(G):良い
FAIR(F):ふつう
POOR(P):微妙

カラット(carat)

ダイヤモンドの大きさを重さで評価する。1カラット(ct)は0.2グラム。サラリーマンが買う婚約指輪の一般的なカラット数は0.2ct~0.3ct。

クラリティ(clarity)

ダイヤモンドの透明度を11段階で評価する。ダイヤモンドの内包物や傷が無いほど評価が高い。婚約指輪を販売する有名店では、一定のクラリティ以下の品質のダイヤモンドは使用しない、と謳っていることも多い。
FL(Flawless):10倍に拡大しても内外ともに内包物や傷が見られない
IF(Internally Flawless):10倍に拡大しても内側に内包物が見られない
VVS1(Very Very Slightly):10倍に拡大しても内包物を見つけるのが超難しい
VVS2(Very Very Slightly)
VS1(Very Slightly):10倍に拡大しても内包物を見つけるのが難しい
VS2(Very Slightly)
SI1(Slightly Included):10倍の拡大だと内包物が比較的容易に見つかるが肉眼では難しい
SI2(Slightly Included)
I1(Imperfection):肉眼で内包物が容易に見つかる
I2(Imperfection)
I3(Imperfection)

カラー(color)

ダイヤモンドの色を基準となる石と比較して23段階で評価する。無色なものほど高い評価を得る。
DEF:無色透明
GHIJ:ほぼ無色
KLM:かすかに黄色
NMLOPQR:非常に薄い黄色
STUVWXYZ:薄い黄色

ハート&アロー

上記4Cのカットに関係するものですが、素晴らしく研磨された均整なプロポーションを持つダイヤモンドは、ダイヤの上と下から見たときに矢とハートの形を見ることができ、この模様が見えるダイヤは「ハート&アロー」と特別な呼ばれ方をします。
なんでも、この「ハート&アロー」が見えるダイヤは150個に1つというプレミアムなものなので、このダイヤに出会えたらラッキーということです。
管理人が購入したダイヤモンド、実はこの「ハート&アロー」のダイヤモンドで、実際に見た時にちょっと感動したのを覚えています。購入時はダイヤがリングにはまっていないので上下からハート・アロー両方の模様を見ることができますが、彼女に渡しす時にはリングにはまっていますので片方しか見ることができなくなってしまいます。鑑定書に写真を載せてくれるところも多いでしょうから、奥さんには写真で楽しんでもらいましょう。

カットが最重要

そんなダイヤモンドの品質、実際に選ぶ際は何を重視すれば良いのでしょうか。予算もありますが、管理人はカットが最重要、そしてカラット、カラー、クラリティの順に重要だと思いました。

カット

ダイヤモンドの輝きに超影響する要素です。カットがいまいちだと光が反射せず、輝きが無いダイヤモンドになるため、カットだけは妥協しない方が良いでしょう。

カラット

ダイヤモンドの価格に一番影響します。当然ながらでかいものほど高価なため、そこそこの物を選ぶことになるので選びようがない可能性が大きい。個人の価値観によるが、でかすぎるのもイヤラシので普通サイズの0.2~0.3ctがちょうど良い?一方で女性同士ではダイヤの大きさが話題になることもあるので小さすぎると嫁が肩身の狭い想いをするかも。

クラリティ・カラー

ダイヤの色や透明度ですが、シロウトが肉眼で判断するにはかなり難しい評価です。しかも、評価自体が「とても良い」「まぁまぁ良い」的な曖昧な評価なので気にしすぎるのもどうなんだ、という指標です。

違いが出るカットを重視!見えないとこは妥協

ダイヤモンドの品質は高ければ高いに越したことはありませんが、質が高くなるほど高価になり貯金を圧迫します。品質が低いといっても、一般的な宝飾店で肉眼で判別できるNGなダイヤモンドを買うことはまずありませんから、「とにかくカットが良いものを選ぼう」と思っておけば良いです。そして婚約指輪はダイヤモンドだけでなく、リングと合わせて「奥さんに似合うかどうか」がとても大切です。