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初めてのバックパッカー トンデモインド旅行記【ニューデリー脱出編】

2017.12.03

あらすじ

旅行初日に北京の空港で出会ったリュウタ、インドの空港で出会ったアツシ。
心強い旅の友ができて数時間、バカなリクシャマンのせいで不本意にも二人と離ればなれになったえいたそは、一睡もできず二日目を迎えました。

リュウタもアツシもどうしたんだろう。二人のことが心配になりましたが、まずは現状を打破しないといけません。

インドトラブルの定番!「旅行会社」と遭遇

朝の7時、現状への不安と今後の旅への不安で頭が冴えていた僕は、まずはパスポートを手元に取り戻すためホテルのカウンターへ。

ホテルマン:モーニン!チェックアウト?
えいたそ:イエス、パスポートプリーズ。
ホテルマン:オーケー。

おやおや?意外にもあっさりとパスポートを返してくれました。じっくりと確認するまでもなく、自分のパスポートに違いありません。少々疑いすぎたのでしょうか。

さて、パスポートも取り戻したし、こんな町とっととおさらばしよう!ニューデリーで過ごす予定を繰り上げて、目指すはインドの至宝タージ・マハルのあるアーグラです。

いざ、ホテルを出ると、得意顔のインド人が声をかけてきます。

インド人:エージロ!リクシャー??

ゲッ、いつからそこに!!

なんと、インド仕様に改変された僕の名を呼ぶオッサンは、僕を散々な目に遭わせた昨日のリクシャマンでした。

リクシャマン:エージロ、カモン!Let’s eat breakfast.

悪く言えばバカ、良く言えばバカ。モウホットイテヨ・・・。

ムダに親しげなリクシャマンは、僕を朝食に誘っているようでした。話を聞いてみると、タダで飯を食えるところがあると言います。

絶対怪しいだろと思いつつ、インド人がタダ飯を食う場所に興味を持った僕はついていくことにしました。夜なら絶対ついていかなかったと思いますが、明るくなって僕の気持もだいぶ落ち着いたようです。

彼自慢のリクシャーに揺られ、走ること数分。おそらくニューデリー市街のとある一画で停車します。中に案内されると、そこにはまたまた怪しげな黒く焼けたインド人が。

リクシャマンもそうですが、新しいインド人もでっぷりと恰幅がよく肥えています。

新インド人:ハロー、トモダチ!ワタシ日本語得意デスヨ

うわぁー、めっちゃ怪しい日本語!オフィスで使われるようなデスク越しにがっちりと握手をさせられ、インド人の対面に座らされます。

新インド人:ワタシ名前「サージャン」。日本人の妻がいます。mixiもやってるよ!アナタ名前は?
えいたそ:エージロ。

インドでは「エージロ」と名乗ることにしたえいたそ。
このインド人、確かに日本語がうまい。パソコンで当時大人気の和製SNS、mixiの画面を自慢げに見せてきました。訳のわからない現状を打破するには役立つかもしれない!少しばかり、このサージャンなるインド人に期待を寄せます。

サージャン:ミテミテ。これワタシの妻。クサツで撮った写真。

クサツ?くさつ?・・・草津!!

インド人から発せられると混乱しますが、確かにこの温泉地は草津に違いありません。合成でもなく、日本人女性と一緒に目の前のインド人が草津にいる写真です。

えいたそ:へー!草津行ったことあるんですね!
サージャン:ワタシ日本大好き。アナタとも友達になりたい。マイミクしてよ。
えいたそ:オーケー!

そんな話をしながら、サージャンのアカウントから自分のアカウントを探してマイミクになったのでした。(笑)

サージャン:エージロ、朝ごはん食べますか?
えいたそ:食べる食べる!ハウマッチ?
サージャン:ドンウォーリー、ごちそうするよ!
えいたそ:サンキュー!

もはや疑いはありません、このインド人はめっちゃいい人!我ながら単純ですが、不安いっぱいでお腹が空いていましたのでありがたくごちそうになることに。人生初のインド飯です!

仕切りのあるプレートに、ご飯とカレーっぽいスープ状の料理がのったご飯を頂きました。ご飯を食べながら、サージャンは話しかけてきます。

サージャン:エージロ、インド何日目?あとどれくらいいるの?
えいたそ:ファーストデイ!3ウィーク!
サージャン:インドのいいところ見たい?
えいたそ:見たい見たい!

すると、サージャンはメモにサラサラっと「1DAY サバク」「2DAY イセキ」と書いています。最後に$1500と書きました

んんんんん!?
その最後の金額なに!?昨日のホテル代$150よりも一桁多い!

サージャン:ワタシ旅行のプロフェッショナルね!ヤスクインドのいいところ行けるね!

なんと!サージャンなるインド人、ガイドブックに頻繁に登場する「旅行会社の人間」だったのです!

『インドにはツアー会社なる物がたくさんあります。法外な金額のツアーに契約されることもあるので要注意』

あ!歩き方に書いてあった!僕の脳内警報が鳴り響きます。

でも、朝食もごちそうになったしなぁ。

えいたそ:ノーノー、お金無い!
サージャン:エージロ、インドのいいところ行きたくないの?
えいたそ:行きたい、でもお金ない!
サージャン:それじゃぁ旅行できないでしょ?お金持ってるでしょ。
えいたそ:持ってる。でもこのお金とても大事!払えない!
サージャン:オーケー。

すると、メモの行程表に斜線を引くサージャン。いくつか観光地を省いています。

サージャン:これならどう?こんな安いの他にないよ。
えいたそ:1000ドル!?ムリムリムリ!自分で行くからいいよ!
サージャン:いったいいくらならいいの?500ドル?
えいたそ:朝ごはんもらって悪いけど、ツアーは考えてないからまた今度ね!

写真を見ると楽しげにツアーに参加している日本人もいるようですし、砂漠とか行ってみたかったけど、ぶらぶら貧乏旅行をしようとしている僕には合わない金額なので日本人風にやんわりとお断りをしました。

ガイドブックとかには悪徳ツアー会社の話がよく出てきます。法外な値段をふっかけてきて、軟禁状態でツアーに申し込ませようとする会社もあるんだとか。

彼の名誉のために言っておくと、料金はバカ高いものの彼は紳士的にツアーを提案してきましたし、僕は拘束されていたわけでもありません。お断りをしてすんなりと帰ることができました。

ただ、今回の僕のように状況や所持金に合わない提案をされた旅行者が「悪徳ツアー会社に注意」と書きたくなるのもわからなくもありません。旅行中にはこういう場面に出くわすこともあると思いますので頭の片隅には置いておきましょう。

ニューデリー脱出!長距離バスでアグラへ

さて、サージャンの旅行会社を後にしたえいたそ。再びリクシャマンとのドライブです。

あれ?このオッサン、旅行会社のシーンでは全く登場しなかったけどご飯食べたの?(笑)

リクシャマン:エージロ、ジャパニーズシガレットプリーズ。
えいたそ:はいどうぞ。あ、I want to go to agra.
リクシャマン:オーケイ、トレイン、ストライキ。You can use bus.

だんだんとこのインド人とのやり取りにも慣れてきました。

アーグラに行きたいことを伝えると、電車は無理なようで、バスの場所に案内してくれるとのこと。
※交通機関などが「ストライキなので利用NG」というのはインドあるあるですが、実際は動いていたりするので自分で確認するのがベター!

しかも、話しているとこのリクシャマン、なかなかいいヤツそうです。バスにはぼったくってくる輩がいるから金は払わなくていい、俺が話をつけてやるとのこと!さらには、バスの中には荷物を盗っていく悪いヤツがいるから荷物は気を付けろとアドバイスもくれます。

走ること20分ほど。時間は11時になる頃、長距離バスのバス停に着きました。

いやー、なんだかんだこのリクシャマン、昨日からずっと俺に付き合ってくれたんだなぁ。そういやまだお金払ってないのに疑ったりっして申し訳なかったなぁ。

不安な中、ずっと付き添って話かけてくれるこのリクシャマンに心を許しはじめていたえいたそ。アーグラに行くということは、このリクシャマンともお別れですから、すこし寂しい気持ちになりました。

えいたそ:そうだ、マネー。ハウマッチ?
リクシャマン:3,000ルピー、プリーズ。

バス停にて、長時間付き合ってくれたリクシャマンにお金を払うえいたそ。バスの時間が迫っているため&気分が良かったのでいい値で支払い、おまけにセブンスターを1箱プレゼントしました。コイツ「ジャパニーズシガレット」気に入ってくれてたからなぁ。

えいたそ:グッバイ!
リクシャマン:グッドラック!

リクシャマンと、なかなかさわやかな別れの挨拶を交わしてバスに乗り込むえいたそ。

今朝までは帰りたい一心でしたが、こういう出会いがあるなら悪くないなぁ。これがバックパッカーの醍醐味か!なんて思い始めていました。

窓からリクシャマンに手を振りながら、始まりの地を後にするえいたそ。運転手に目的地がアーグラであることを確認し、一安心。

しばらくすると、バスの係員と思われるインド人が客席を回って運賃を徴収しています。

インド人:ヘイ、230ルピープリーズ。
えいたそ:もう払ったよ、リクシャマンが払ってくれたはず。
インド人:そんなルールはない。230ルピー払え。

身ぶり手ぶりと片言の英語で、リクシャマンが代わりに払ってくれているはずだよ、ということを一生懸命伝えます。しかし、彼はそんなものはもらっていないし、そんなルールは無いと言い張ります。

何かおかしい。

っていうか、片道6時間の高速バスが230ルピー(500円くらい)って安すぎじゃない?

えいたそ:アーグラまで230ルピーで行けるの?
インド人:イエス。ジャスト230ルピー。プリーズ。

ここでようやく気が付きました。

あの野郎!!!!!

そうです。どうやら、あのリクシャマンにやられたようです。

くそー、自分で気分良く払ったとはいえ3,000ルピー(6000円くらい)も払っちまった。しかもセッタ1箱プレゼントしちゃった。半日振り回されて3,000ルピー、かたや6時間以上の高速バスの運賃がたったの230ルピー。どう考えてもあのリクシャマンに払った3,000ルピーはおかしいに決まっています。

この辺りでようやくインドルピーの相場がわかってきました。

ちょっと調べてみると、インド人の平均月収は25,000円だそうです。つってもこの金額って稼いでいる人も含めての月収でしょ?ってことはリクシャマンは失礼ですが、その半分くらいじゃないでしょうか。つまり、僕が払った3,000ルピーは彼の月収の半分近い額になるはずです。

良かったな、クソ野郎!(泣)

150ドルのホテル代、3,000ルピーのリクシャ代。インドに着いてからまだ半日しかたっていないのに、既に2万円ちょい、旅費の1/4を使ってしまったことになります。あと三週間も20日間も残っているのに、お金が足りるか超不安です。

そんなこんなで、バスに揺られること6時間ほど。車窓からはアラビアンなタマネギが見えます。あれがタージ・マハルか!

感動です。

無事に目的地に到着し、アーグラ周辺までリクシャに乗ります。今度は大きめのやつで、バスから降りたところにいた日本人と4人で乗り合いでタージ周辺まで移動します。時間にして20分くらいの距離でしたが、一人20ルピー程度で乗れました。

さっそく、その日のお宿を探しましたが、観光地なだけあって安宿も多くあり、すぐにホテルを見つけ交渉することができました。

えいたそ:Stay 1day. How much?(1泊したいんだけどいくら?)
ホテルマン:1日450ルピーだよ。
えいたそ:Now Already evening.Please 50Rs Discount?(もう夕方だし50ルピー負けてよ)
ホテルマン:オーケーオーケー、400ルピーね!

うーん、交渉5分でホテルが1泊800円でとれてしまいました。安すぎだろ!と思いつつ、これがインドの宿相場なのかもしれません。となると初日の150ドルはやっぱぼったくり価格ですね。クソが!

あっさり宿がとれた僕は、客室に大きな荷物を置いてアーグラを軽く散策することに。部屋のドアはゴツめの南京錠でカギを閉めるようになっています。

昨日は余裕がなかったので気にしていませんでしたが、町を歩いているとやっぱり牛が歩いているのを普通に目にします。疲れていた僕は、タージマハルまでの道を確認し、売店でクッキーとコーラを買って宿に戻りました。

そうそう、インドではビン入りのコーラや7up、スプライトとかの炭酸飲料が安いです。25ルピーくらいなので、旅行中結構頻繁に飲んでいました。

さてさて、宿の交渉もうまくいき、ようやく旅が動き始めた安心感でその日はぐっすりと眠れました。
明日はアーグラの観光です。いや、楽しみですね!

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