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初めてのバックパッカー トンデモインド旅行記【到着編Part.2】

2014.10.12

あらすじ

空港に到着後、私物化された公営バスに乗り「ニューデリーの繁華街」であるコンノート・プレイスまできたジャパニーズ三兄弟。
しかし、実際は繁華街とは似ても似つかぬスラムっぽい場所に置き去りにされたところからスタート。

ゴミは落ちてるわ、路肩にしゃがみこんでる怪しいインド人はいるわ、狂犬病の恐れアリの犬は徘徊してるわ・・・。初日で体験するにはとにかく恐ろしげな場所でした。

「ノープロブレム」に騙されて

さて、深夜に旅行者オーラむんむんの「ジャパニ」を放っておくインド人ではありません。すぐさま二人のオートリクシャ(インド版三輪タクシー)オヤジが現れました。

リクシャマンA:ハロー!トモダチ!リクシャー?
リュウタ:いくら?ハウマッチ?
リクシャマンB:ジャパニ?ヒトリ10ルピー、ヤスイネ!

一人10ルピーでOKと言うリクシャマン、怪しげな日本語も相まってめちゃめちゃ胡散臭そうです。しかも金銭感覚がまだない我々は、オートリクシャが10ルピーというのが安いのかすらわかりません。
※10ルピーは当時日本円で20円くらい。実際、オートリクシャが10ルピーは安すぎるので逆に気をつけるべし。

リュウタ:アストリアホテル、OK?
リクシャマンA&B:OK!ノープロブレム、ノープロブレム
リクシャマンA:アイムプロフェッショナル!

「ノープロブレム」を繰り返すところが余計に怪しいのですが、「まぁ日本円にして20円くらいならいいでしょ」ということになり、3人はオヤジが運転するリクシャーでリュウタの泊まるホテルへ向かうことに。

ここでお約束の問題発生DEATH!

オートリクシャは1台に2人までしか乗れないと言われてしまったのです。確かに、前は運転席、後ろは大人二人が乗れるか乗れないかギリギリのスペースしかありません。

えいたそ:よし、ここは年上の俺とアツシが・・・
リュウタ:よーし!ジャンケンしましょう!!
えいたそ:え、あ、うん!そうだね!(泣)

しかたなしに、3人でじゃんけんをしましたが、なんとえいたそはお一人様。
邪な心を見透かされてしまったのか、アッラーに見放されてしまったようです。

ただでさえ胡散臭い怪しいリクシャマンと2人で深夜のスラムをドライブすることになったえいたそは不安&焦りMAX。

えいたそ:Don’t miss them, ドント・ミス・ゼム オーケー?
リクシャマン:アハン、オーケーオーケー。ノープロブレムネ。

「アハン」ってのと、語尾の「ネ」にイラっときましたが、文句を言う余裕もなく発進。
僕はとにかくリュウタ&アツシの乗るリクシャを見失わないようにしようと、暗い中必死で目を凝らしていました。

誰も望まないスラム街ドライブ

リクシャマン:ヘイ、ワッチャネーム?
えいたそ:「エーイチロー」。(黙ってろよ)
リクシャマン:グッドネーム!エージロー!ウェルカムインディア!

こちらの不安を知ってか知らずか、気楽なインド人。これが昼なら「いいヤツ」と思っていたことでしょう。
名前の間違いは無視して、気持ちを落ち着かせようとタバコを取り出すと・・・

リクシャマン:エージロ!ギブミージャパニーズシガレット

ガサゴソ音に気付いたインド人はすかさず振り返ってきました。

なんと図々しいヤツ(`Д´;)!!

っていうか・・・

まぁタバコでご機嫌とれるなら安いもんです。こっちはリュウタ&アツシを見失ったら本気でやばいと感じていましたから。
軽い気持ちでタバコをあげると、オッサンは一時停車してタバコに火をつけました。

インド人はライターを欲しがるというのは有名な話で、彼らのほとんどはライターを持っておらずマッチを使っていました。しかも、失敗しがちなマッチをほぼ一発で着火させる腕前は見事です。

「うまいもんだなー」なんて感心している暇はありません。

リクシャマン:サンキュー、ベリベリグッドネ!
えいたそ:うるせーよ!んなこたいいから早く走れ!ゴーゴーゴー!ハリアップ!!
リクシャマン:ノープロブレムネ

コイツマジで殴りたいヽ(`Д´)ノ

サヨナラジャパニーズ 短時間過ぎる友情

リクシャマンが前を向くと、前を走っていたはずのアツシ&リュウタ号は忽然と姿を消していました。

心細い中、お互いに力を合わせようと意気投合したのもつかの間、リュウタとは半日ほど、アツシとは1時間ほどの友情にジ・エンド。

ゆっくりとタバコふかしてたら当然だろボケ!

リクシャマン:・・・。ノープロブレム、ダイジョブネ。

辺りはシーンとしていて、他にバイクや車の音は聞こえません。それだけ閑散としてました。しかも真っ暗。

正直なところ、見失ったことに対して腹が立ったという以上に「マジでやばいかも」という不安の方が勝っていました。コンノート・プレイスからは15分ほどバイクで走ったわけですし、もはやどこにいるのかすらわかりません。

当然ながら、こんなことなら空港で夜を明かした方が良かった!と激しく後悔しました。

えいたそ:・・・、オーケー。Please take me to the Astoria hotel。You said “I know”.(わかった、とにかくアストリアホテルへ向かってくれ。知ってるって言ってたよね。)
リクシャマン:ノー

知ってる&ノープロブレムって言ってたよね?

チョープロブレムなんですけど!

マジでぶん殴りたい衝動を抑えつつ、冷静に聞き直してみても、このオッサンはアストリアホテルなど聞いたことがないと言い張ります。
記憶ではもう一人のリクシャマンと頷き合って「知ってます」的な雰囲気出してたのに。

インド人のノープロブレムは信用できない

僕は初日で学んだのでした。

今宵のお宿は「ホテル150ダラー」

さて、相変わらず周囲には襲ってくる気配は無いにしろ犬がいるし、真っ暗だし、とにかくどこでもいいから休めるところに行きたい。
そう思った僕は、リクシャマンに極めて紳士的に、どこかにホテルに連れてってもらうように頼むことにしました。

えいたそ:オーケーオーケー。ホテル、ホテルプリーズ。
リクシャマン:ホテル!ドンウォーリー!

意図を察したリクシャマンは、何やら嬉しそうに携帯を取り出し、どこかに電話をしています。

リクシャマン:エージロ!ホテル、500ダラー。オーケー?
えいたそ:ノーーーーー!!

高すぎだろ!ブッ飛ばすぞ!
500ドルっつったら旅費の半分以上がぶっ飛ぶことになります。そんな金額、さすがに払えません。
5万円もする高級ホテルに泊まるためにインドに来たんじゃない!

リクシャマン:ハァ。オーケー。

そう言ってリクシャマンはリクシャを再び走らせました。
ため息ついたオヤジにカチンときたものの、もう突っ込む気力もなくなってきました。

しばらくすると、リクシャーはとある通りで止まりました。

リクシャマン:ヘイ、エージロ。ウェイトヒア。

リクシャマンはそれらしきところへ歩いていきます。
やっとホテルか!何はともあれ、これで一息つける。

と、思ったも束の間、何やら様子がおかしいようです。
通りにはバリケードのようなものがあり、車などが入れないようになっています。
しかも、その前にはゴツイインド人が立ちはだかっています。

リクシャマン:おい、客がいるんだ。通してくれ!
インド人:ノー。
リクシャマン:ホテルへ行くだけだよ、頼むからどいてくれ!
インド人:ノー!!!あっちへ行け!!

えぇぇぇぇ(゜Д゜;)?

ヒンディー語?だったので何を言っているのかはわかりませんが、僕の方を指さしながら必死に何かを訴えるリクシャマンと、ものすごい形相のインド人の表情からはこんなやりとりがされているだろうことは想像に難くありませんでした。

リクシャマンはインド人に叩かれたりしながら突き飛ばされるようにこちらへ戻ってきます。

リクシャマン:エージロ、ノーホテル。ビコーズ、フェスティバル。ソーリー。
えいたそ:お、おう。

申し訳なさそうなリクシャマンに対して、これ以上は責められない雰囲気です。
それにしてもフェスティバルってなんだよ。
意味わかんねーよ!

そして再び走り始めて10分ほど。明りが灯ったビルの前に停まりました。どうやらホテルのようです。
今度こそホテルです!

リクシャマン:150ダラー。オーケー?
えいたそ:ぐぬぬ。・・・、オーケー。

500ドルではないものの、貧乏旅行にしては大金の150ドルのホテルだそうです。
正直、めちゃめちゃ高い、払いたくないと思いましたが、これ以上わけのわからない暗闇をさまようくらいなら金で解決してやろうと割り切ることにしました。

えいたそ:オーケー。

エアコンとシャワーがあるようですが、そんなことより安心して休めれば問題なしです。

宿のカウンターで、記帳をしてチェックイン。海外では当たり前?なのかパスポートを預からせてくれと言われました。

命の次に大事なパスポートを預ける!?
「ノー」を連呼して断ろうとしましたが、逆に「ポリス」を連呼された僕は「もうどうにでもなれ」とパスポートを渡すことに。

結果的に、パスポートは鍵のある引き出しにしまわれ、翌日のチェックアウト時にはちゃんと返してくれたので問題なかったものの、パスポートを見ず知らずのインド人に預けるのはとても不安でした。
この後の旅で宿泊する宿では、パスポートの提示を求められたり、パスポート番号を控えることはままありましたが、パスポート自体を預けることはありませんでした。

ただ、海外では旅行者が実際に宿泊している証、無銭宿泊者を防止するためにパスポートを預かる宿が存在することも事実だそうです。預けることを拒否すると警察を呼ばれることもあるらしいので、自信の判断を問われる難しいシーンです。

さて、パスポートを預けた僕は午前4時半を過ぎ、ようやくベッドのある部屋を確保できました。
しかし、150ドルという大金を初日で失ったこと、パスポートが返ってくるかの不安で一睡もできません。

ぼんやりとタバコをふかしながら、朝を迎えるのでした。

この日の心境は、「もう帰りたい」。ただそれだけです。(笑)
いったいどうなるのでしょうか。

インド旅行記 ニューデリー脱出編へ続く

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