貯金術

サラリーマンのボーナスは迷わず貯金すべし!

目次

ボーナスとは

社会人であれば誰でも知っていると思いますが、ボーナスとは基本給以外で支給されるお給料のことです。賞与と呼ばれ、業績に応じて基本給とは別にもらえる素敵な制度です。年俸制の企業が増えているとはいえ、多くの日本企業は夏と冬にボーナスを支給する制度を持っていますから、サラリーマンの中には夏と冬(6月と12月が多い)が楽しみな人も多いことでしょう。
今回は、この貯金という視点からボーナスを考えてみたいと思います。

さて、サラリーマンにとってボーナスとはどのようなものでしょうか。
給料とは別にもらえるので、すごく「嬉しいもの」であり、「楽しみなもの」でしょう。年俸制の企業に勤めている管理人にとっては「うらやましいもの」ですね。 一方で、シビアにみればボーナスとはとても「不安定なもの」です。管理人はボーナス制度のある大企業に勤めていましたが、業績が悪かったツケで何度もボーナスカット(支給ゼロ)ということがありました。
就職する際にみる企業情報には「賞与」の項目があり、「年2回」「基本給の2.5カ月」なんて書かれていますが、この賞与と言う制度は会社の業績に連動したものです。会社の業績が悪い場合は支給額が減らされたり、最悪な場合はカットされる変動するものなのです。要は、金額が保証されていないものなんですね。

ボーナスをアテにするな!

大きな買物をしようと思った時に「ボーナスで欲しいものを買おう」と考えている人も多いのではないでしょうか。
ただ、ボーナスは上記の通り不安定なものですから、アテにするには少々頼りないものです。もし、ボーナスが想定額を下回って支給され、欲しかったモノの額に届かない場合、物欲に負けて貯金を崩すきっかけになりかねません。ボーナスはもらえたらラッキーとアテにせず、「ボーナスで●●を買おう」ではなく「ボーナスを●●を買う足しにしよう」と考えておきましょう。
『貯金の目標額の決め方』で紹介した目標設定の金額の中には、そもそもボーナス分は入っていません。毎月の基本給の中で貯金できることが第一だということからです。

全部貯金する必要はない

ボーナスは貯金しろ!と言いましたが、賞与の100%を貯金しなければならないわけではありません。
貯金の目標を順調に達成できそうであれば、ボーナスを貯金しなくてもOKです。自分へのご褒美に投資し、残った額を貯金してください。月々の目標額と同じくらいが貯金できれば十分です。
一方でボーナスを貯めなければいけない人は、貯金額が目標と乖離している人です。毎月の目標から少しずつ乖離し、本来貯めなければならなかった額との差がある場合、まずはその差額をボーナスで埋めましょう。そして、今後発生しそうな分の埋め合わせを確保しておきましょう。欲しいものを買うのはその後です。

ボーナスで爆速貯金!

ボーナス支給月になるとウキウキする人がほとんどです。いくらもらえるんだろう、と楽しみになることでしょう。
ただ、ボーナスは不安定なものだということは念頭に置いておくべきです。もらえたらラッキー、貯金がはかどるぜ!と貯金口座に入れてしまいましょう。目標と乖離している人も、遅れを取り戻すチャンスですから、欲に負けて使っちゃダメですよ!